パソコンやスマートフォンはもちろん、電子レンジや、ミシン、炊飯器、掃除機など、身の回りにあるほとんどの電化製品に、いまやコンピューターが搭載されています。
たとえば、最近の洗濯機は、洗濯物の量を自動で測って、目的のコースボタンを押すだけで、最適な設定で選択が始まります。
これは、洗濯機にあらかじめ用意された、コンピュータープログラムのおかげなのです。
コンピュータープログラムは、機械が順序立てて正しく動くように作られた、データの集まりです。
ほとんどのコンピューターは、0か1かで動作するので、人間がみてもただの記号の集まりにしか見えません。
でも、そんなコンピューターの言葉ともいえるコンピュータープログラムを作っているのは、実は人間なのです。
もちろん、記号だらけのプログラムを人間が理解することはできませんので、人間が理解できる言葉を使ってコンピュータープログラムを作ります。
それをプログラミングといいます。
プログラミングには、人間とコンピューターがお互いに理解できる、プログラミング言語という言葉で作ります。
言葉といっても、多くは英単語の命令や記号、数字を組み合わせて作りますが、ひとつひとつの命令や記号はとてもシンプルなので、ある程度の文法を覚えれば、すぐに使うことができます。
ただし、はじめて取り組むには、耳慣れない専門用語や、意味がわからない記号が壁となって、多くのひとが挫折しがちです。
なので、プログラミングを学ぶときには、身の回りに「よく知っている人」がいることが、プログラミング学習を成功させるコツともいえます。