豊中こどもプログラミング教室では、プログラミングを学ぶ子どもたちが日頃の成果を発表できる場をつくっています。
4月21日日曜日は、ゲーム・プログラミングコースに所属する生徒たちの発表会・ゲーム大会を開催しました。
午前の部は小学5年以上の13作品、午後は小学生5年生以下の12作品がノミネート。2ヶ月前から少しずつ準備してきた作品もあれば、一日で出来上がった作品もありますが、それぞれのおもいのつまった、個性あふれる作品が揃ったと思います。
この発表会・ゲーム大会。普段は曜日別で別れているゲームプログラミングコースのみんなが一同に集まって、それぞれが作った作品でいっしょに遊べるようにパソコンをならべています。
でも、ただ遊ぶだけではありません。日頃の成果が評価され、学ぶことのモチベーションを高めるための、2つの競技会を同時に行います。
プレイヤー部門
ひとつは実際に遊んだゲームで表示された得点の合計を競う、プレイヤー部門です。お互いの作った作品を実際にプレイして、その得点の合計を競うのです。そのために、事前に「発表会に向けて作る作品は、かならず得点をつけてください。」というルールを設定しています。
「先生みて!けっこう点数とれてるよ!」と嬉しそうに報告をくれる子もいれば、「0点やった。。」としょんぼりする子もいて、見ているこちらは楽しいのですが、こどもたちにとっては、ゲームとはいえ得点競技。みんな真剣そのもの。
クリエーター部門
そして、もうひとつ。遊んだゲームについてアイデア性とデザイン性を競うクリエーター部門です。遊んだ作品についてお互いに5段階で評価します。
そしてその結果、みんなの評価が一番高かった人に最優秀賞を授与し、デザインとアイデアについても、それぞれデザイン賞とアイデア賞を授与します。
自分たちでつくったゲームで遊びながら評価してもらうという、普通のプログラミング・コンテストでは味わえない、ちょっと変わった発表会です。
結果
午前の部では、中学2年生の男子が総合優勝、中学1年生の男子二人がそれぞれアイデア賞とデザイン賞をゲット。
午後の部では、小学4年生の女子が総合優勝、おなじく小学4年生の女子がデザイン賞と、女の子のセンスが光る結果となりましたが、アイデア賞は小学4年生の男子が受賞しました!
傾向として年齢の高い子の作品がいい評価を受けていましたが、大きな評価点の違いはなく、みんな本当に頑張ったので、できることなら全員を賞してあげたいくらいです。
この発表会・ゲーム大会は、自分の作った作品を他の子に眼の前で遊んでもらえる、またとない機会でもあります。自分の作品の評判を気にしたり、他の人の作品を遊んでみて「あのゲーム面白い」「どうやって作ってるんだろう?」と関心を持ったり、お互いにいい刺激を与え合うこともこの発表会の目的としています。自分さえ楽しければいいのではなく、「誰かに楽しんでもらうには、どうすればいいか。」と考えることの大切さを学ぶ機会にしてほしいです。
結果発表を終えて解散するとき、みんなに「楽しかった?またやりたい?」と聞くと、みんな「楽しかった!やりたい!」と元気よく答えてくれました。きっと今度はもっと楽しんでもらえる作品を作ってくれると期待しています。
準備や集計をお手伝いいただきました保護者のみなさまには心より感謝いたします。
ありがとうございました。