ERCロボット・プログラミング競技会に参加してきました。
今回は、各チーム1から3台のロボットを作って、1cm角のちいさなキューブを一定時間内にどれくらい運べるかを競いました。
テーマは「坂道」と「全自動」。
坂道を登るロボットは自動で自立走行しながら、ゴールに設置したボックスまでキューブを運ぶことを目標にしてロボットを制作するという、かなり難易度の高い競技内容となっていました。
スタートエリアと中間エリアの二箇所にロボットを置くことができますが、競技が始まると、スタートエリア以外のロボットは触れなくなります。スタートエリアにおいたロボットにキューブを供給したら、あとはロボットを自動的に動かしてゴールエリアかゴールボックスにキューブを運ばなければいけません。
第一の難関は坂道。ブロックをたくさん運べば高得点ですが、たくさん積みすぎると重たくなってロボットは坂道を上がることが難しくなります。また、重量のバランスが悪いとまっすぐ坂を上れません。
第二の難関は中間エリアにおいたロボットにキューブを受け渡しできるかどうかです。キューブを受け取ったロボットは、タイミングよく動き出して、ゴールエリアのボックスまで運びます。
この大会は、ルールは当日発表になっています。だから、普段プログラミングを指導してくれていおる先生や講師の助けは借りられません。全部自分たちで考えてロボットを作らなければ行けないのです。
やっとの思いで出来上がったロボットが本場では動かなくなったチームがあったり、予選ではほどんどうまく行かなかったのに、本線で好成績を上げるチームもあったりと、波乱万丈な大会となりました。
残念ながら、当教室から参加した4チームはいずれも競技の得点の面では入賞はなりませんでしたが、それぞれに精一杯考えて行動して、競技に取り組んでくれたことが何よりの成果でした。
ただ、1チームだけ、ERCフェアプレー賞を頂きました。チームで助け合い、マナーを守りながら、正々堂々と競技に打ち込んだことを評価する賞なので、とてもすばらしいことです。
悔しい思いもしたはずですが、「楽しかった」と笑顔で帰っていく子どもたちが殆どで、有意義な一日になったと思いました。
長時間に渡り、ご声援・ご感染いただいた保護者のみなさま、大会の運営会場をご提供いただいた清風中学・高等学校のみなさま、ありがとうございました。
大会中の様子
ロボットを組み立てるかかりを分けたり、ロボットごとで担当を分けたり。大人が指示しなくても、自分たちで考えて、自然と役割分担できていました。
キューブを受け渡すテストをするチーム。「練習用コースならうまくいくのに、あっちのコースだとうまく行かない。」と、一つずつ課題を見つけて解決していきます。
夢中になって作業する二人。でも、要所要所では話し合ったり、助け合ったりしていたようです。その結果、この二人はERCフェアプレー賞をゲットします。
ロボットの形ができたら、微調整を繰り返します。普段の授業での取り組む姿勢が、こういうところに発揮されます。
1台のロボットで挑戦する二人。大会中もっとも目立つ、大型ロボットを作って見せてくれました。
大会を終えて結果発表を待つ子どもたち。ドキドキしながら発表をまつこの瞬間が、いちばん楽しみな時間かもしれません。